世界の労働人口は約30億人と言われています。
生きるために自分の畑を耕し、自給自足で生活している人は含まれていません。
20世紀ドイツの哲学者ハンナ・アレントは自著「人間の条件」でこう言います。
『労働と仕事と活動は違う』と。
労働とは→食べるために働く
仕事とは→自分という人間の表現
活動とは→自他の役に立つための行動
過去、生きるために必要だった労働は、紆余曲折を経て21世紀に同じ場所に戻ってきてしまった。
便利になるモノは十分に存在し、効率を求めた結果、仕事の大半は機会に奪われた。
最早手作業で何かを作る「仕事」はマイノリティにしか存在せず、そこに表現の自由を求める人は少ない。